2007年 11月 23日
興味がないということ
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朝、完全に歩行障害。左脚が駄目だ。
歩けるんだけど、左脚で片足立ちなんか出来ない。
昼から開催される府中多摩川ハーフ棄権は当然として
写真会の撮影会も脚が駄目なので不参加が良かろう。
まぁ、家にじっとしておこう。
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先日のグループ展のとき、各自持ち寄ったBMGとしてジュリーデルピーのCDが置いてあった。12人の参加メンバーを考えると、この選択はザジさんしかあるまいと思い聞いてみるとやっぱりそうだった。そう、実はジュリーデルピーの音楽ってめちゃくちゃ格好良い。映画「ビフォアサンセット」の劇中で、彼女の扮するセリーヌが、自作の曲を歌うというシーンがある。セリーヌがギターを持ったとき「ああ、これで映画が台なしだ…」と思ったのだが、予想をはるかに超えて良かった。女優によくある変な方向にいっちゃった自己表現とは違う、本物シンガーソングライターの仕事を劇中でみた感じだった。それをお題に映画の話をしていて、その会話の内容からカラックスの「汚れた血」にジュリーデルピーが出ていたことを知った。色々を過去のことを思い出してきた。自分がハリウッド以外の映画を見始めた頃のことを。
高校、たぶん1年の頃、国語が出来なかった。当然本も読んでなかった。でも映画を観るのは凄く好きで、受験対策として小説が映画化されているものを観るのが手っ取り早いと思い、レンタルビデオ屋で色々探したんだと思う。その中にエミリブロンテの「嵐が丘」があった。レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュが出てた。実際なんで選んだかというと坂本龍一が音楽担当だったから。映画を観終わった後、内容はなんのこっちゃ分からなかったけど、ジュリエット・ビノシュにはまった。それで丁度彼女が主演である、キシェロフスキ「トリコロール青の愛」が上映されているときで観に行った。そして更に加速し「ボーイ・ミーツ・ガール 」「汚れた血」「ポンヌフの恋人」のアレックス三部作を観たんだと思う。あ、うそ、「汚れた血」は観てない。とにかく全く意味わからんかったんだけど、ドニラヴァン扮するアレックスの行き場の無い感情をぶちまけ方に、手に持ったグラスを気持ちのままに握りしめるような危険さを感じとり、人が不器用さを持ち合わせるみたいな所に魅力を感じた。んだと思う、いま考えると。とにかくアレックスみたいなのに憧れたのは確か。
ザジさんとの話の途中「そういえばカラックスの最新作、3〜4年前に出ましたよね」と言おうと思ったが、その映画のタイトル、誰が主演してたかさえ浮かばなかったので言い出しかねた。今日調べてみるよと、タイトルは「PolaX」1999年の作品。えっ、99年もう約10年も前の作品じゃないか。色々と疑問が残る。99年といえば100回には届かないけど、そのくらい映画・VHSを観てた年だ。なぜこの重要な作品を観てないのか。たしか、おすぎが「カラックスの久々の作品なのに成長してない」みたいな評価をしたのをTVで観たんだと思う。またジュリエットビノシュもドニラヴァンも出てないところも、それを観なかった原因だと思う。また約10年前の話をなぜ、3〜4年前と思ったのか、これは自分が映画を観なくなり、そのときから時間が止まってしまっているからだろう。自分は2003年の夏からぱたりと映画を観なくなった。3〜4年という数字はその期間と一致する。
自分が映画を観なくなると、急に映画の世界が衰退したかのように思う。でもそれは間違いだね。主観的にしかものをみない人のエゴだ。2003年夏、僕が映画を観なくなった年に、初めて映画にはまった人は大勢いる、当たり前だけど。その人にとっては、その時から映画の世界が上向きになってきたように感じるものだ。作品を観なくなり、まるで悟ったかのように映画について語る僕よりも、「嵐が丘」を観て、わけわからんけど映画が好きだった僕の方が素晴らしいことは確かな事実。興味を失うってことは、おしまいってことなんだと最近思う。
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2km歩いた。
腕振りし、マラソンに繋がる歩きにしたつもり。
楽器は少し触る程度。
歩けるんだけど、左脚で片足立ちなんか出来ない。
昼から開催される府中多摩川ハーフ棄権は当然として
写真会の撮影会も脚が駄目なので不参加が良かろう。
まぁ、家にじっとしておこう。
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先日のグループ展のとき、各自持ち寄ったBMGとしてジュリーデルピーのCDが置いてあった。12人の参加メンバーを考えると、この選択はザジさんしかあるまいと思い聞いてみるとやっぱりそうだった。そう、実はジュリーデルピーの音楽ってめちゃくちゃ格好良い。映画「ビフォアサンセット」の劇中で、彼女の扮するセリーヌが、自作の曲を歌うというシーンがある。セリーヌがギターを持ったとき「ああ、これで映画が台なしだ…」と思ったのだが、予想をはるかに超えて良かった。女優によくある変な方向にいっちゃった自己表現とは違う、本物シンガーソングライターの仕事を劇中でみた感じだった。それをお題に映画の話をしていて、その会話の内容からカラックスの「汚れた血」にジュリーデルピーが出ていたことを知った。色々を過去のことを思い出してきた。自分がハリウッド以外の映画を見始めた頃のことを。
高校、たぶん1年の頃、国語が出来なかった。当然本も読んでなかった。でも映画を観るのは凄く好きで、受験対策として小説が映画化されているものを観るのが手っ取り早いと思い、レンタルビデオ屋で色々探したんだと思う。その中にエミリブロンテの「嵐が丘」があった。レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュが出てた。実際なんで選んだかというと坂本龍一が音楽担当だったから。映画を観終わった後、内容はなんのこっちゃ分からなかったけど、ジュリエット・ビノシュにはまった。それで丁度彼女が主演である、キシェロフスキ「トリコロール青の愛」が上映されているときで観に行った。そして更に加速し「ボーイ・ミーツ・ガール 」「汚れた血」「ポンヌフの恋人」のアレックス三部作を観たんだと思う。あ、うそ、「汚れた血」は観てない。とにかく全く意味わからんかったんだけど、ドニラヴァン扮するアレックスの行き場の無い感情をぶちまけ方に、手に持ったグラスを気持ちのままに握りしめるような危険さを感じとり、人が不器用さを持ち合わせるみたいな所に魅力を感じた。んだと思う、いま考えると。とにかくアレックスみたいなのに憧れたのは確か。
ザジさんとの話の途中「そういえばカラックスの最新作、3〜4年前に出ましたよね」と言おうと思ったが、その映画のタイトル、誰が主演してたかさえ浮かばなかったので言い出しかねた。今日調べてみるよと、タイトルは「PolaX」1999年の作品。えっ、99年もう約10年も前の作品じゃないか。色々と疑問が残る。99年といえば100回には届かないけど、そのくらい映画・VHSを観てた年だ。なぜこの重要な作品を観てないのか。たしか、おすぎが「カラックスの久々の作品なのに成長してない」みたいな評価をしたのをTVで観たんだと思う。またジュリエットビノシュもドニラヴァンも出てないところも、それを観なかった原因だと思う。また約10年前の話をなぜ、3〜4年前と思ったのか、これは自分が映画を観なくなり、そのときから時間が止まってしまっているからだろう。自分は2003年の夏からぱたりと映画を観なくなった。3〜4年という数字はその期間と一致する。
自分が映画を観なくなると、急に映画の世界が衰退したかのように思う。でもそれは間違いだね。主観的にしかものをみない人のエゴだ。2003年夏、僕が映画を観なくなった年に、初めて映画にはまった人は大勢いる、当たり前だけど。その人にとっては、その時から映画の世界が上向きになってきたように感じるものだ。作品を観なくなり、まるで悟ったかのように映画について語る僕よりも、「嵐が丘」を観て、わけわからんけど映画が好きだった僕の方が素晴らしいことは確かな事実。興味を失うってことは、おしまいってことなんだと最近思う。
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2km歩いた。
腕振りし、マラソンに繋がる歩きにしたつもり。
楽器は少し触る程度。
by marktonkotsu
| 2007-11-23 23:55