2009年 03月 08日
once ダブリンの街角で
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とても良い映画でした。
ネタバレあるので、観る人は読まん方が良いです。
・劇中の曲
2人がセッションする美しいハーモニーの曲は、会話内で「Key=C」という説明をされたのであるが、実際弾いてみるとBだった。半音下げチューニング、、懐かしいっすね。あと劇中で流れる曲は、ピアノが入っている場所、もしくはスタジオにおいてはチューニングがあっているんだけど、ギターだけのときとかチューニングがずれている、この辺絶対リアリズムな演出ですね。またスタジオで録るロックな曲はが5拍子であることに途中で気づいた。メロディーが良いので、一瞬気づかない。どの曲もすごく良いです。
・スタジオでの録音
スタジオに朝まで篭って録音する章があるんだけど、みんなで何かを作るということ、またその経過中の出来事、最後にみんなで海に行くところなんて、ほんと羨ましくなる。高校生のときの文化祭を思い出すような。山下敦弘の『リンダリンダ』みたいな淡さも持っている。
・オートバイで
二人がオートバイで海岸線を見に行く場面、男が女に「彼を愛してる?」と聞いて女がそれをチェコ語での答える。男はチェコ語を分からない、劇中でも字幕が出ないんだけど、ネットでなんて答えたか調べて、それを聞いて鳥肌たった。なんか映画観終わった後に、更に評価が高くなった。
・距離感
この距離感、『恋人までの距離』とか思い出すが
もっと男と女を感じさせない軽い感じがする。
・THIN LIZZY
ああ、大好きでした。
ジョンサイクスの弾く『Please Don't Leave me』コピーしたなぁ。
あと、アイルランド人、チェコからの移民とかいう関係も
どういうものか理解できたなら、、、と思う。
また出演する人、全員が良い人であることも、なんだか安心します。
終わり方も、寂しさと小さい希望みたいなものがあるし救いがある。
あぁ、ほんとは絶賛で、演歌みたいな感想書きたいんだけど
やめた、、
by marktonkotsu
| 2009-03-08 23:55